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2014-09-08

2ヶ月で検索順位が100位圏外から6位へ上昇したSEO対策5項目

キーワード調整だけで100位圏外から6位へアップ

今回ご紹介するのは、弊社クライアント様のサイトにおいて、2ヶ月で100位圏外から6位へ上昇した事例です。

今回行ったSEOでは、外部対策は一切行わず、キーワード調整(内部対策の見直し)だけです。その結果、ターゲットキーワードで検索結果1ページ目に表示されるようになりました。現在も10位以内をキープしています。

まずは、その順位変動をご覧下さい(下図)。

2ヶ月間の検索順位の変動グラフ

キーワード調整を開始した2月9日直後からサイトの再評価が始まり、乱高下を繰返します。これはGoogleでよく見られる挙動です。

そして、3月10日~3月20日の間は10位~20位程(検索結果2ページ目)で一時安定。

3月20日過ぎにジワジワと順位が上がっていき、開始から2ヶ月弱の4月1日には6位(検索結果1ページ目)となりました。

結論から言うと、このサイトはキーワード乱用による自動ペナルティを受けていました。

このサイトのオーナー様は、意図的にキーワードを詰め込んだりしていた訳ではなかったのですが、残念ながらGoogleからは、キーワードの乱用と見なされてしまっていたようです。

このように、自然にコンテンツを作っているつもりでも、キーワードの乱用に該当して、ペナルティを受けていると思われるケースは多く見受けれます。

「ある日突然、100位圏外となった・・・」という方は、この記事をご参考に今一度、キーワードの使い方に不適切な箇所はないかご確認を頂ければと思います。

対策実施前の状況

対策実施前のサイトの状況は以下の通りでした。

  • 企業サイト(サービス業)
  • ドメイン運営期間は約2年
  • サイト内のページ総数は約50
  • 以前は30位台にいたが突然100位圏外へ
  • 有料リンク、自作自演のバックリンクは行っていない
  • Googleからペナルティの警告は届いていない

問題と対策方針

上記の通り、このサイトはGoogleからペナルティの警告は届いていないという事でしたが、サイトのソースを確認したとろころ、キーワードの使い方に問題が確認できたため、自動ペナルティを受けている可能性を疑い、キーワードの調整を行う方針としました。

【参考】キーワードの乱用について:
Google 品質に関するガイドライン キーワードの乱用

【参考】ペナルティとその解除方法について:
Googleガイドライン違反ペナルティの解除方法

実施したキーワード調整5項目

それでは今回実施した内容をご紹介します。

  1. titleタグ内及びh1タグ内でのキーワードの重複をなくす
  2. h1タグの出現位置と文字サイズを適切なものに変更する
  3. h2~見出しタグ内でのキーワードを削減する(使いすぎない)【注目】
  4. グループ内でのキーワードの過度な出現を抑える【注目】
  5. 「キーワード出現率は5%が良い」は気にしない【注目】

1. titleタグ及びh1タグ内でのキーワードの重複をなくす

titleタグ内でのキーワード重複解除の例

SEOにおいてtitleタグおよびh1タグは重要なタグです。

これらの重要なタグ内で同一キーワードが2回、3回と出現するのはキーワードの重複とGoogleに見なされる場合があります。ですから、titleタグ内及びh1タグ内でのメインキーワードの出現は一度のみにしましょう。

また、複合キーワードを使う場合は3つ以内が良いと個人的には考えています。なぜなら、複合キーワードを多く含めると、キーワードの詰め込み過ぎとGoogleに受取られ兼ねません。

また、本記事のテーマとは少しそれますが、titleタグの文字数は、SNSで拡散された時に途中で切れないように32文字以内にするのがおすすめです。

2. h1タグの出現位置と文字サイズを適切なものに変更する

h1タグの表示位置と文字サイズの適切な例

Googleが提供している「検索エンジン最適化スターターガイド」にはhタグ(見出しタグ)について次のように記述されています。

見出しタグは通常、このタグで囲まれたテキストを普通のテキストに比べて大きく表示させるので、ユーザーがその重要性に気付く視覚的なきっかけとなります。また、その下に続くコンテンツがどのようなものであるかを理解しやすくなります。複数の見出しタグのサイズを使い分けてコンテンツに階層構造を持たせると、ユーザーがページを読み進めやすくなります。

つまり、ポイントは以下となります。

  • 見出しタグの下に続くコンテンツとの関連性が重要
  • 見出しタグの文字サイズを使い分ける(h1 > h2 >・・・h6( > p))

h1タグは、本来ページの大見出しであるので、最も大きく表示し、そして、その下にメインコンテンツが続くというのが、ごく自然なhtml構造です。

本項目は、キーワードの調整ではなく、構造に関する内容ですが、今回のサイトではこの構造改善も行いました。

3. h2~見出しタグ内でのキーワードを削減する(使いすぎない)【注目】

h2タグでキーワードを使いすぎの例

このサイトでは、上図の左のように、h2タグやh3タグなどの見出しタグに、何度も同一キーワードが出現していました。

このサイトのオーナー様は意図していた訳ではなく、自然にコンテンツを作ったら結果的にこのようになってしまっていました。

h2以降の見出しタグに、メインキーワードが多く出現すると、必ずとは言えませんが、Googleからキーワードの詰め込みすぎと見なされる場合があるようです。

ですから、どうしても必要な場合を除き、h2以降の見出しタグでは、メインキーワードは思い切って使わない、または、他の単語で言い換えるなどをおすすめします。

そもそも、ユーザーにとって、見出しの意味が正しく伝わるのであれば、h2以降の見出しタグで無理してメインキーワードを使う必要はありません。

4. グループ内でのキーワードの過度な出現を抑える【注目】

改行タグと段落タグの使い分けの例

グループとは、タグで囲まれ単位を指します。例えば、bodyで囲まれものや、divで囲まれたものが、グループです。

そして、Googleはページの内容をグループ単位で認識しているようです。

この時、注意しなければならないのは、pタグ等の小さなグループ単位内での同一キーワードの複数回の出現です。

よくあるケースは、上図左のようにpタグ内でbrタグを使用しているため、意図せずも、小さなグループ単位内(上図のpタグで囲まれた緑背景の部分)で、同一キーワードが何度も出現してしまうケースです。

次に、Googleが例示しているケースをご紹介します。

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上記のGoogleが例示しているケースでは、1つのpタグ内(グループ単位内)で、「カスタムメイド葉巻ケース」という単語が4回も出現しています。

極端な例ですが、このような場合、Googleからキーワードの詰め込み過ぎと受けとられるという事です。

ですから、小さなグループ単位内での同一キーワードの出現回数を抑える工夫が必要です。

例えば、brタグは使わずにpタグで段落を区切る等…

ただし、brタグを使ってはいけないという事ではありません。また、小さなグループ単位内で何回まで同一キーワードを使ってよい・わるい等は不明ですが、出来る限り出現回数は抑えた方が良いでしょう。

【参考】キーワードの乱用について:
Google 品質に関するガイドライン キーワードの乱用

5. 「キーワード出現率は5%が良い」は気にしない【注目】

対策前後のキーワード出現頻度の変化

「キーワード出現率は5%が良い」等と聞いた事があるかも知れません。

しかし、今回の対策では、トップページにおけるメインキーワードの出現率は、3.28%から0.59%に下がりましたが、ペナルティは解消されて、100位圏外から6位へと上昇しました。

この結果からみても、出現率は気にする必要はないと考えています。(不自然に出現率が高いのは問題ですが・・・)

むしろ、注意すべき点はキーワードの出現箇所です。

今回のサイトのように「titleタグ内に同一キーワードが2回現れる」「h2タグやh3タグに同一キーワードが何回も使われている」「pタグ内に同一キーワードが何度も現れる」といったようなケースです。

これらのケースは、ページ全体で見た時のキーワード出現率が低かったとしても、キーワードの詰め込みすぎとしてペナルティを受ける場合があります。

ちなみに、今回のサイトでは、トップページにおけるメインキーワードの出現は次のように調整しました。

  • titleタグで1回
  • h1タグで1回
  • h2タグで0回(h3~h6タグは未使用)
  • pタグで3回(1つのpタグ内で1回×3グループ)

トップページの総単語数は8000を超えていますが、メインキーワードの出現は、たったの5回です。

メインキーワードが、titleタグとh1タグに含まれていて、あとは、メインコンテンツ内に数回現れただけでGoogleはページの主要テーマを十分把握してくれたという事です。

検索順位の操作を意識して、ページ内にキーワードを詰め込む必要は一切ありません。(むしろペナルティを受ける可能性があります。)

また、自然にコンテンツを作ったつもりでも、不適切な箇所にキーワードが何度も出現してしまっている場合は、前述の程度に調整した方がよいでしょう。

【参考】「SEOにはキーワード出現率なんて効果なし

まとめ

今回の事例は、自然にコンテンツを作っていたにも関わらず、結果的にキーワードの乱用としてペナルティを受けてしまったケースです。

今回のサイトに限らず、キーワードの乱用に該当すると思われるサイトは多く見受けられます。

「突然100位圏外になった・・」という方などは今一度、キーワードの使用をチェックしてみて下さい。

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