2013-02-12
はてブ上位20記事に共通!アクセス倍増のブログタイトル10法則
ブログの記事タイトルはアクセス獲得の鍵を握ります。事実、記事タイトルを工夫する事でアクセス数が爆発した事例はいくつも存在します。
例えば、この記事でも解説する太田憲治さんの「本当は教えたくないSEO!アクセス数が20倍になったブログタイトル32文字の法則」では、ブログタイトルを工夫する事でアクセス数が20倍に跳ね上がった事例を報告しています。
更に、ウェブさえさんの「ブロガーよ欲を満たせ!一万超アクセスを今すぐ奪う方法がこれだ!」では、1日平均わずか4アクセスしかいなかったブログが、たった1つの記事を投稿後3日間で15,000アクセスへと爆発したと言っています。
なんと!アクセス数が3,750倍になった事例です。ウェブさえさんは、上記の記事の中で、タイトルの重要性について言及しています。
ブログを運営している方なら、記事タイトルの重要性を耳にした事があるかも知れません。
しかし、「アクセスを倍増させる記事タイトルをどう書けば良いの?」と悩んでいる方が多いのではないのでしょうか?
そこで、今回は、はてなブックマークの人気エントリー上位20記事(※)を事例として取り上げ、それらのタイトルを分析して、高いアクセス数を叩き出しているブログタイトルに共通する10法則をご紹介します。
※はてなブックマークの「SEO」タグ検索 人気エントリー 上位20記事 2013年2月10日現在
はてブ上位20記事のブログタイトルに共通する10法則
それでは、はてなブックマークの人気エントリー上位20記事のタイトルに共通する10法則をご紹介します。
- 誰に対して書いた記事かが一目で分かる
- 記事の内容が一目でイメージできる
- 具体的な数字を入れる
- キラーワードを入れる
- 簡単だと分かる
- 現実的な成果を伝える
- 豊富な情報とアピール
- 必要性・緊急性をせまる
- あえて聞きなれないワードを使う
- 役に立つ情報だと伝える
1. 誰に対して書いた記事かが一目で分かる
今回のTOP20位のタイトル全てに共通しているのは、誰に対して書いた記事かが一目で分かる点です。
例えば、タイトル中に含まれる『WordPressでブログ』というワードからは、WordPressでブログを運営しているユーザー向けの記事という事が一目で分かります。
その他の例では、『アフィリエイト』というワードならアフィリエイター向けの記事、『Webサイト』というワードならWebサイトの運営者向けの記事、『iPhone』というワードならiPhoneユーザー向けの記事という事が一目で分かります。
このように誰に対して書いた記事なのかが一目で分かるワードをタイトルに含める事で、ユーザーは「自分にとって役立つ記事かどうか」を瞬時に判断できるようになります。
反対に、誰に対して書いた記事なのかが分かり難いタイトルだと、本当はユーザーにとって価値のある記事でも「自分には関係ないや・・・」とスルーされてしまうかも知れません。
ですから、誰に対して書いた記事なのかが一目で分かるワードを必ずタイトルに含めるようにしましょう!
2. 記事の内容が一目でイメージできる
これもTOP20位のタイトル全てに共通している事で、タイトルには記事の内容が一目でイメージできるワードが含まれています。
例えば、次のようなワードです。
『チェックリスト』→チェックリストの紹介記事、『手順』→手順の紹介記事、『ツール』→ツールの紹介記事、『まとめ』→まとめ記事、『方法』→テクニックの紹介記事。
タイトルから記事の内容がイメージできないと、ユーザーは自分にとって役立つ記事かどうか判断が出来ず、クリックしてくれないかも知れません。
ですから、タイトルには記事の内容が一目で分かるワードを必ず入れるようにしましょう。
3. 具体的な数字を入れる
これはアクセスアップにとても効果的なテクニックです。
例えば、『半年で月5万円稼ぐアフィリエイトサイトを作る為の24の手順』と『稼ぐアフィリエイトサイトを作る為の手順』では、どちらに興味を惹かれますか?当然、前者ですね。
前者では具体的な数字が入っているので、「いくつの手順で、どのくらいの期間で、いくら稼げるのか」という事がイメージできます。一方、後者ではイメージが沸きません。
具体的な数字を入れると、ユーザーはイマジネーションを掻き立てられて、タイトルをクリックしたくなります。
ですから、記事の内容にもよりますが、具体的な数字は積極的に活用していきましょう。
4. キラーワードを入れる
キラーワードとは日本語で言えば「殺し文句」の事です。
例えば、『バカ売れ』『無料』『暴露』『稼ぐ』『本当は教えたくない』『戦略』などです。
『バカ売れ』と言われると、「そんなに売れるのか!?」と興味を惹かれませんか?
キラーワードで重要な事は、記事作者の独りよがりではなく、あくまでユーザーの興味をそそるかどうかです。では、どのようにすれば、ユーザーの興味をそそるキラーワードを見つけられるのでしょうか?
一つの方法は、はてなブックマークで人気エントリーの上位の記事タイトルに使われているキラーワードを調査する事です。例えば、あなたがダイエットに関する記事を書くのであれば、はてなブックマークで「ダイエット」のタグ検索を行い、人気エントリーを上位から順に50位くらいまで調査してみて下さい。
すると、よく使われているキラーワードが見つかると思います。ユーザーの興味をそそりそうなキラーワードが見つかったら、それをタイトルに盛り込むだけです。
5. 簡単だと分かる
あなたが、何かの方法や手順などを探している時、簡単な方法と難しい方法だったらどちらを選びますか?当然、簡単な方法だと思います。
ですから、出来るだけ簡単な方法や手順を紹介した方が多くのユーザーの役に立つはずです。そして、記事タイトルでも簡単だと伝えましょう。例えば、次のようなワードをタイトルに入れれば、ユーザーに簡単だと伝わります。
『簡単』という直接的なワードでも良いですが、『5分でできる』『初心者の私でもできた』『誰もがやっている』など一工夫したワードの方が簡単だという事がより伝わり易くなります。
ブログ記事の内容が、何かの方法や手順であるなら、タイトルには、簡単だと一目で分かるワードを入れましょう。
6. 現実的な成果を伝える
成果を現実的に感じてもらう事も大切なポイントです。
例えば、これまでダイエットに失敗してきた人が、再びダイエットを決意して、ダイエットの方法を探しているとします。その時、「1ヶ月でマイナス20キロ痩せる方法」と言われても、マイナス20キロという数字を非現実的に感じるのではないでしょうか。逆に「1ヶ月でマイナス3キロ痩せる方法」と言われれば、マイナス3キロという数字を現実的に感じられると思います。
記事の内容やタイトルが、あまりにも非現実的なものだと、多くのユーザーはスルーしてしまうでしょう。
上記のタイトルの例では、「月5万円稼ぐ」という数字に現実味があるため、2611もブックマークされているのだと思います。(もちろん記事の内容も良い)
記事の内容やタイトルでは、現実味のあるものを伝えましょう。
7. 豊富な情報とアピール
例えば、あなたがSEOツールを探している時「SEOツール40個」と「SEOツール3個」だったら、どちらの記事を読みたいと思いますか?「ツール20個」の記事を読むのではないでしょうか。そして、40個のツールの中から使えそうなツールを選ぶと思います。
ユーザーには、豊富な情報の中から、自分に役立つものを取捨選択したいという心理があります。
もちろん、記事の内容にもよりますが、出来るだけ多くの情報を提供し、記事タイトルでも情報量をアピールする事でより多くのアクセスを集める事が出来ます。
8. 必要性・緊急性をせまる
例えば、『~したらまずやるべき』『~したらやっておきたい』と言われたら、「やらないと損をするのかな・・・」と気になりませんか?
また、『正しい方法』と言われたら、「自分の方法は間違っているのかな・・・」と気になりませんか?
この心理は、バズ部さんのでバカ売れサイトを構築するために知っておくべき顧客の5つの購買心理で紹介されている「損失回避の法則」と言うそうです。
「損失回避の法則」とは、人は利益よりも損失を感じた時の方が反応するという法則です。
例えば、買い物に行った時に「本日限り30%OFF!」などのポップを見て、「今日買わないと損する」と思って、ついつい買ってしまったという経験はありませんか?これも「損失回避の法則」ですね。
記事タイトルで、この「損失回避の法則」を使って必要性・緊急性をせまるのも効果的なテクニックです。
9. あえて聞きなれないワードを使う
あなたがブログ記事のタイトルを見てクリックする時、聞きなれないワードに反応した事はありませんか?
例えば、上記のタイトルの例では、「Web制作を始める人」にとって、「SEO」や「マーケティング」というワードは聞きなれていても、「ワイヤーフレーム」というワードは聞きなれないと思います。
このように、記事タイトルの中に、聞きなれたワードに混じって聞きなれないワードがあると、「これは何だ?」と気になってその記事をクリックしたくなります。
これは、「新しい情報を収集したい」とか、「知らない事を知りたい」というユーザーの欲求を刺激するテクニックです。
このテクニックのポイントは、聞きなれたワードと一緒に聞きなれないワードを使う点です。聞きなれないワードの羅列だと、ユーザーにとってはチンプンカンプンで、クリックしてくれないかも知れません。
10. 役に立つ情報だと伝える
これはアクセスを倍増するための記事タイトルとして絶対必要な条件です。
上記の1~9の法則では、タイトルに特定のワードを含めるというものでしたが、これはワードを含めるのではなく、タイトル全体の話です。
つまり、上記9つの法則を組み合わせてタイトルを作った時に、タイトル全体を一目見て、ユーザーが役に立つと感じるかどうかという事です。ユーザーは記事タイトルを見て、自分に役立つと感じた場合のみクリックしてくれます。
例えば、これからブログを始める人やブログのアクセス数が伸び悩んでいる人が、上記のタイトルを見た場合には、多くの方が「アクセス数を伸ばすのに役立つ情報」と感じるのではないでしょうか。
記事の内容ももちろんそうですが、記事のタイトルでも、ユーザーにとって役立つ情報だと伝えるようにしましょう。
はてブ上位20記事のタイトルを分析
以下では、はてなブックマークの「SEO」タグ検索にヒットした上位20記事のタイトルについて私が特に興味を惹かれたポイントをお伝えします。
あなたは、以下のタイトルのどこに興味を惹かれますか?是非、分析してみて下さい。あなたのタイトル作りに有効なヒントがあるはずです。
3115もブックマークされている第1位のタイトルです。私は「作ったらまずやる」というワードに惹かれました。私は既にWordPressを使っていますが、このタイトルを見た時に、「見落としている事がないかな?」と、とても気になりクリックしたくなりました。上記の法則でいうと「8. 必要性・緊急性をせまる」を上手く使ったタイトルです。
この記事を一目見たときに「暴露」というワードに惹かれました。「自分が知らないテクニックを公開しているのかな?」「アフィリエイターのポケットノウハウを公開しているのかな?」と、とても興味が沸きました。上記の法則でいうと「4. キラーワードを入れる」が抜群に上手いタイトルです。
このタイトルは第1位のタイトルと同様に「8. 必要性・緊急性をせまる」を上手く使ったタイトルです。「まずやるべき」と言われると、既にWebサイトを持っている私は、「やっていない事はないかな?」と気になって仕方がありません。ユーザーの心理を巧みに刺激したタイトルです。
このタイトルを見たときに「気になるあのサイト」というワードに共感を覚えました。サイトやブログを運用していると、どうしても競合のSEO対策をチェックしたくなるからです。私にとって「気になるあのサイト」というワードがキラーワードでした。
このタイトルが秀逸なのは「月5万円稼ぐ」という現実的なワードを使っている点です。「月300万」と言われると現実味がありませんが、「月5万」と言われると現実味を感じるユーザーが多いのではないでしょうか。上記の法則でいうと「6. 現実的な成果を伝える」を上手く使ったタイトルです。
このタイトルでは「ツール40個」と情報量が豊富という事が一目で分かります。また、「40個も良く集めたな・・・凄い」と関心すらしてしまいます。上記の法則でいうと「7. 豊富な情報とアピール」を使ったタイトルです。
このタイトルが素晴らしいと思うのは「戦略」というワードを使っている点です。アクセスアップ系のブログ記事は沢山ありますので、「18の方法」というワードだと他のブログ記事と差別化が出来ません。一方、このタイトルは「18の戦略」というワードを使う事で、他のブログ記事のタイトルと差別化されています。「4. キラーワードを入れる」の上級テクニックです。
このタイトルを一目見たとき「本当は教えたくない」というキラーワードの餌に完全に惹きつけられました。「本当は教えたくない」と言われると、知りたくなってしまいます。「4. キラーワードを入れる」を上手く使ったタイトルです。
このタイトルでは最初に「無料」というキラーワードを持ってきている点がポイントだと思います。目立たせたいワードを最初の方にもってくるのも一つのテクニックです。「4. キラーワードを入れる」の応用編(キラーワードを最初に持ってくる)です。
「見ておくべき」と言われると「見ないと損するかな?」と感じてついクリックしたくなります。上記の法則でいうと「8. 必要性・緊急性をせまる」を上手く使ったタイトルです。
「アフィリエイト歴1年の私」というワードからは、「初心者でも簡単」という印象を受けます。上記の法則でいうと「5. 簡単だと分かる」を使ったタイトルのお手本です。
このタイトルは、「200項目全て」がキラーワードになっています。SEOに関心が強い私は、Googleのアルゴリズムが気になります。そして、その全てを公開するとなれば、読まずにいられません。完全に「4. キラーワードを入れる」にやられました。(もちろん内容も良いです)
初めてWebサイト制作を行うユーザーは、どんな流れでサイトを制作すれば良いか悩んでいると思います。そんな中、このタイトルを見れば「一連の流れを説明する記事」という記事の内容が一目で分かり、クリックしたくなると思います。シンプルな記事タイトルですが、上記の法則でいうと「2. 記事の内容が一目でイメージできる」を使い、多くのブックマークを獲得した例です。
このタイトルでは「正しい」がキラーワードになっています。「正しい」と言われると、「自分の方法は正しいかな?」とか「いくつもある方法の中から正しい方法を知りたい」と感じてしまいます。これも「4. キラーワードを入れる」を上手く使ったタイトルです。
このタイトルでは「企業ホームページ」というワードを使う事で誰のために書いた記事かが明確に分かります。もしも「ホームページ」という汎用的なワードを使ってしまうと、企業ホームページの運営者はスルーしてしまうかもしれません。「企業」というワードを使う事で、企業ホームページ運営者の目に留まります。上記の法則でいうと「1.誰に対して書いた記事かが一目で分かる」のお手本となるタイトルです。
「やっておきたい」というワードを見るて、「やらないと勿体無いのかな・・・」と気になると思います。上記の法則でいうと「8. 必要性・緊急性をせまる」を使ったタイトルです。
第7位のタイトルと同様に「戦略」というキラーワードで、他のブログ記事タイトルと差別化しています。今回、上位20位のブログタイトルの中に「戦略」というキラーワードを使った記事タイトルが2つランクインしました。既に似たようなブログ記事がネット上に多く存在する場合には、「方法」というワードではなく、「戦略」というワードを使うと良いかもしれません。
このタイトルの特徴は何と言っても「バカ売れ」というセンスの良いキラーワードと、それをタイトルの一番最初に持ってきている点です。この事によって、一瞬で興味を惹かれました。「4. キラーワードを入れる」を上手く使ったタイトルです。
このタイトルの特徴はWeb制作を始める人にとって、聞きなれた「SEO」「マーケティング」というワードだけでなく、「ワイヤーフレーム」という聞きなれないワードを使っている点です。上記の法則で言うと「9. あえて聞きなれないワードを使う」を使ったタイトルの例です。
「よく使いそうな」というワードを見ると、「知っておかないと損するかも」と感じませんか?「8. 必要性・緊急性をせまる」を使ったタイトルで、ユーザーの心理を上手に刺激しています。
まとめ「成功している記事タイトルから学ぼう」
今回、はてなブックマークの人気エントリー上位20位を取り上げ、それらのブログタイトルの共通点を分析しました。
この記事を書く過程で、各ブログタイトルを分析する事で私自身とても参考になりました。
あなたもブログ記事にタイトルをつける時には、是非、似たようなテーマで成功している記事タイトルを分析してみて下さい。必ずヒントが見つかるはずです。
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