2016-09-29
サイトの1箇所の更新で検索順位が33位アップした事例
今回は、サイトの1箇所を更新しただけで、トップページの検索順位が33位アップした事例をご紹介します。
トップページの検索順位が伸び悩んでいる、下落しているという方には参考にして頂ける内容だと思います。それではどうぞ。
目次
- 行った更新内容
- 結果(検索順位の変化)
- 下層ページの質もトップページの検索順位に影響する
- なぜ、下層ページの更新でトップページの検索順位があがったのか?
- どのページ、どのコンテンツを更新すれば良いのか?
- まとめ
行った更新内容
今回行った更新内容ですが、弊社のサービスサイト(WEB制作サービス)の「よくあるご質問」ページを更新しました。トップページやその他のページは、一切更新していないのですが、トップページの検索順位が33位アップしました。(順位変動の詳細は後述します。)
今回なぜ「よくあるご質問」ページを更新したのかと言うと、お客様からの電話問い合わせの際に、「よくあるご質問」の内容について質問があったからです(分かり難かったようです)。また、他のお客様からは、「よくあるご質問」に載っていない内容についての質問もありました。
このようなお問い合わせが立て続けにあったので、「よくあるご質問」を、より分かり易く変更し、また、不足しているQ&Aを追加したというわけです。
ですので、そもそもトップページの順位改善を目的とはしていなかったのですが、結果的に順位があがったというものです。
ちなみに、「よくあるご質問」のQ&Aは全部で25項目ありますが、その約半分を更新しました。
結果(検索順位の変化)
下図がトップページの順位変動のグラフです。
グラフの期間は、2015年9月29日~2016年9月29日の直近1年間です。
恥ずかしながら、ブログ記事を含め1年以上サイトの更新をしていなかったので、1年前13位だった検索順位が、9月の始めには79位まで下落していました。
そして、「よくあるご質問」を更新したのが、2016年9月21日。その翌日には、検索順位が46位まで上昇しているのが分かると思います。
その後、乱高下していますね。これは、検索順位の再評価が行われる際によくある挙動です。現在も乱高下中ですが、恐らく46位前後に落ち着くと思っています。
下層ページの質もトップページの検索順位に影響する
さて、今回の結果から分かるのは、下層ページの質もトップページの検索順位に影響するという事ですね。
この事は、SEOに詳しい人にとっては当たり前の事かも知れません。
しかし、SEOにあまり詳しくない人の中には、トップページの検索順位を何とかしようと、トップページばかりいじっている人もいると思います。
そんな方は、下層ページを更新してみるのも一つの手かもしれません。
なぜ、下層ページの更新でトップページの検索順位があがったのか?
それは、Googleは各ページを個別に評価するだけでなく、サイト全体(ドメイン)についても評価しているからです。このドメインに対する評価の事をドメインオーソリティと言います。
ドメインオーソリティ(DA)は、そのWebサイトが検索エンジンでの順位においてどの程度良く評価されるかを表す指標の1つ。Moz(旧SEOmoz)が提唱する用語。PageRankは各ページ(URL)に対するものだが、ドメインオーソリティはドメイン名に対する評価。
前述の通り、ドメインオーソリティとは海外のマーケティング会社のMoz(旧SEOmoz)が提唱しているもので、Googleは非公認のものです。
ですので、「ドメインオーソリティとは?」とか「ドメインオーソリティを高めるためにどうすれば良いのか?」などはあまり気にする必要はないと思います。とにかく大切な事は、トップページだけでなく、全てのページ、全てのコンテンツがユーザーにとって役立つ、有益なものにすべきという事です。
そうすれば、トップページの検索順位も上がってきます。
今回の「よくあるご質問」ページの更新は、“以前よりユーザーにとって有益なサイトになった”とGoogleが判断したので、トップページの検索順位があがったのだと考えています。
どのページ、どのコンテンツを更新すれば良いのか?
さて、ここまで読んで「ガンガン下層ページを更新すれば、トップページの検索順位があがるかも・・・」そう考えてはいませんか?そんな風に考えないで下さいね。
ただ闇雲に更新をしても、おそらく期待するような効果は得られないでしょう。
更新するにあたってのポイントは、“ユーザーにとってより有益になるかどうか”です。
そうでない更新をしても、ユーザーにとっては全く意味がないので、検索順位が上がる事はないでしょう。
ユーザーにとって有益な更新を行うために、次の2つの観点で、更新箇所を検討してみて下さい。
お客様からの質問
今回の事例がこれに該当しますが、実際にお客様から質問があった内容をもとに更新箇所を検討すると良いと思います。
例えば、“商品ページには、商品情報は載せているけど、お客様からよく質問をもらう”という場合には、商品情報が分かり難いのかもしれません。こんな場合には、商品情報をもっと分かり易く変更すると良いでしょう。
ユーザーの検索ワード
ユーザーはどんな検索ワードを使って、サイトに辿りついていますか?
例えば、「○○ 効果」という検索ワードを使ってサイトに来ているのに、効果に関する情報が不足していたり、分かり難いと思われる場合には、その箇所を変更すると良いですね。
また、「○○ クチコミ」「○○ 評判」などの検索ワードでサイトに来ているユーザーは、お客様の声(レビュー)を見たいはずです。お客様の声は古くなっていませんか?最新のものを追加しましょう。
ちなみに、ユーザーの検索ワードは下図のように、Google アナリティクスで確認できます。
左サイドバーのメニューから「集客 → Search Console → 検索クエリ」と進んでください。すると、検索ワードが確認できます。
「クリック数」が多い順に検索ワードをよく眺めて下さい。よくクリックされている検索ワードなのに、サイトに情報が不足している、あるいは、内容が分かり難いと思われるコンテンツはありませんか?
そのなコンテンツが見付かったら、そこを改善しましょう。
まとめ
Webサイトの更新と言った場合には2種類あります。1つは新規ページの追加。もう1つが既存ページの更新。今回の事例は後者に該当します。
ブログ記事など新規ページを追加していく事も大切ですが、今回のように既存ページの更新も重要ですね。
既存ページの中で、ユーザーにとって分かり難い、情報が不足している、情報が古いと思われる箇所は変更して、より有益なサイトにしていきましょう。
そうすれば、検索順位は自然と上がってくるはずです。
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